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仙台の夏は暑い?冬は積雪が多い?宮城県仙台市の気候について

全国の都道府県庁所在地の中で、最高気温が30℃を超える真夏日と、0℃を下回る真冬日の合計が最も少ない都市は仙台市です。(気象庁の過去30年間の平均値より)
過去30年間の気象データの平均値である平年値で比較すると、仙台市は真夏日と真冬日の合計が約20日。2番目に少ない水戸市は30日で、東京都千代田区は45日、大阪市は66日となります。

数値をみると「過ごしやすいのでは?」と思いつつも四季を通じた仙台の気候を、住宅選びのポイントにふれつつご説明します。

宮城県仙台の気候

仙台の冬は東北地方の中では「温暖」傾向

仙台の冬は、東北地方の中では温暖といえます。但し夜間は放射冷却により気温が急激に下がることが多いので、「暖かい」といえども一日の中での寒暖の差は激しいでしょう。

これは太平洋岸の海洋性気候の影響で、冬は晴天が多く、昼間は気温が上がります。過去30年間の気象データをもとにした平年値では、最高気温が0℃を下回る真冬日は年間平均で2日ほどです。一方、夜間は放射冷却により気温が急激に下がります。最低気温が0℃を下回る冬日は年間平均80日もあり、夜は東北らしい冬の寒さが続きます。

夜間は寒くなる仙台ですが、最低気温が-10℃を下回るほどの厳しい冷え込みにはなりません。
平成以降では2006年2月4日に観測された-7.5℃が最低で、東北地方ではかなり暖かいといえるでしょう。ただし、この観測データは天気予報区分でいう「東部仙台」の話です。仙台を知るなら「東部」と「西部」をまず知りましょう。

「東部仙台」とは

太平洋に開けた仙台平野地域で、仙台管区気象台のある仙台市宮城野区と、若林区、旧宮城町を除く青葉区東部、旧秋保町を除く太白区東部を指します。仙台駅周辺の都市部を含む「東部仙台」は、温暖な海洋性気候に加えてヒートアイランド現象の影響もあり、東北の他の地域より気温が高くなります。

「西部仙台」とは

奥羽山脈に近く丘陵の多い仙台市泉区と青葉区西部(旧宮城町)、太白区西部(旧秋保町)から成る「西部仙台」では、「東部仙台」と比べると寒さは厳しく、最低気温が-10℃を下回ることも珍しくありません。山沿いの地域と表現することもあります。

仙台は、東北の中で比較すると降雪量が少ない?

仙台の冬は雪は降るものの降雪量は少なく、平年値では累計降雪量は90㎝ほどです。
この値は同じ南東北でも盆地に位置する福島市の約1/3、山形市の約1/5となります。他の地域との降雪量比較でも、例えば、滋賀県彦根市や島根県松江市よりも仙台市の降雪量は少なく、緯度の割には雪が少ないといえるでしょう。ただし、これも「東部仙台」の話で、「西部仙台」は豪雪地帯に指定され、降雪量は多くなります。

ちなみに、仙台の冬には「晴れているのに雪が降る」という不思議な現象がしばしばみられます。
これは日本海側からの雪雲が標高の低い奥羽山脈を超えて宮城県側の山沿いに侵入し、その雪が北西からの強風にあおられ、平野部に届き起こる気象現象です。
よく晴れた早朝には舞う雪が朝陽で赤くキラキラと光り、とても幻想的な光景になります。

宮城県仙台市の気候 冬の太陽

仙台の梅雨は涼しい

一般的に梅雨の時期はジメジメとむし暑いイメージがあると思いますが、寒冷・多湿なオホーツク海高気圧(オホーツク海気団)の影響を受ける仙台の梅雨は涼しく、むし暑さとは程遠い気候が特徴です。
関東や西日本の梅雨では、雨が降っていても最高気温が30℃を超える真夏日となることがありますが、仙台では梅雨の晴れ間でも真夏日となることはめったにありません。仙台の梅雨は、梅雨期に訪れる季節外れの寒さを表す「梅雨寒」が毎日続くイメージではないでしょうか。

また、この時期の仙台にはよく霧が発生します。これは南東からの暖かく湿った風が冷たい千島海流(親潮)の上を通過する際に発生する海霧が仙台平野に流れ込むためです。東日本大震災により海岸の防潮林が流出して以降、その海霧を遮るものがなくなり、霧の発生回数がより多くなったといわれています。

宮城県仙台市の気候

仙台の夏は短い傾向に

仙台の夏は涼しく、直近10年間の平均では真夏日は20日ほどで、最低気温が25℃を上回る熱帯夜はここ10年間で僅か4日しか観測されていません。
しかも真夏日となるのは梅雨明け後からお盆過ぎまでの約1か月間に集中していて、夏らしい暑さが短期間となるのが特徴です。

尚、10年に1、2度の頻度で、親潮の上を渡ってくる北東寄りの風(=通称「やませ」)の影響により真夏日となる日数が10日に満たない冷夏の年があり、農作物や海のレジャー産業などに大きな打撃を与えることがあります。

仙台の気候 七夕祭り

仙台の秋は雨が多い

仙台では9月に降雨量が最多となり、梅雨期よりも秋季の降雨量の方が多くなります。台風などで大雨が降ると、平野部における河川の氾濫や、丘陵地における崖崩れなどの土砂災害が発生することがあります。

宮城県仙台市気候

ここまで、仙台の気候の特徴について解説しました。


これから、宮城県仙台市に住宅購入や移住を検討している方はどのようなポイントに注意すれば良いでしょうか。

仙台の気候を踏まえた住宅購入のポイント

仙台の気候は、夏涼しく、東北にしては冬の寒さが穏やかで雪も少ない、暮らしやすい気候といえます。

住宅購入のポイントとして、特に冬の気温が低く、積雪がやや多くなる「西部仙台」の丘陵地などでは、断熱性に優れた住宅を選択されることをお勧めします。

また「東部仙台」でも、東日本大震災後に増えたと言われる海霧の影響で霧の発生回数が多くなっています。そのため換気や除湿にも気をつかいたいですね。

そして宮城県は、豊かな自然が魅力の丘陵地でもあります。
土砂災害警戒区域に指定されている場所もあります。
土砂災害危険箇所については仙台市のホームページで確認できますので、一度確認しておくとよいでしょう。 
仙台市土砂災害のおそれのある区域|仙台webサイト

「仙台市の豊かな自然環境や文化施設」については、こちらの記事もお読みください。

宮城県仙台市気候

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