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人気の「角地」方角も意識したメリット・デメリットをご紹介します

住宅を購入するときに人気が高い「角地」、角といっても方角によっての採光など、さまざまな特徴があります。今回は方角を意識した「角地」の特徴についてご紹介していきます。

はじめに


「角地」は、開放感があり、採光も取りやすいことはご存じですよね!その他にも「角地」には、メリットがたくさんあります。

また、角地の状態に並んで重要なことが、土地がどの方角にあるのかです。方角まで意識して住宅購入を検討して、心地よく快適な空間を手に入れたいですね!

そして、快適な住空間の要素として、光・音・空気の3つが快適さを左右するといわれています。今回は、快適な住空間にするためのエッセンスを考えつつ、方角ごとの角地にどのような特徴があるのか、メリットデメリットも踏まえ、わかりやすく解説していきます。

角地とは

角地(かどち)とは

交差する2方向の道路に囲まれた土地のことです。マンションなどでも角部屋は非常に人気が高く、二方向からの「採光」が可能なことや、温暖湿潤の日本で生活する上で欠かせない「通風」や「換気」の面でも人気があります。
また、角地といっても、さまざまな方角の角地があり、それぞれの特徴があります。詳しく見ていきましょう。

「角地」の方角別特徴

角地は、開放的で建築物を建てる上でもメリットがありますが、方角別の視点でみると特に採光に関しての影響が考えられます。北西、北東、南西、南東、それぞれの方角の特徴を詳しくみていきましょう。

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1.北西角地

北西角地は、日中の採光が低く、反対に西日が入りやすいため、日当たりは他の角地に比べ良くないと言えます。しかし、角地の中では価格が比較的安くなるため購入する際には費用面で大きなメリットとなります。

 2.北東角地

北東角地は午前中の日当たりは良いものの、昼過ぎから夕方にかけては南側と西側の建物に遮られて採光が悪くなる場合があります。しかしながら、真夏の強い日差しや西日が入りにくい点などは室内で過ごしやすい条件ではないでしょうか。

 3.南西角地

南西角地は日中、南側からの日当たりが良い一方で、東側に建物がある場合は午前中の採光が低くなります。また、西日がよく当たるため、西側の窓には工夫が必要となるでしょう。

 4.南東角地

4つの角地のうち、最も日当たりに関する条件が良いとされるのが南東角地です。日中の日当たりが良く、また、西側に隣家がある場合には西日の影響も少ないとされます。売買される時の坪単価も一番高くなる傾向にあります。

角地のメリット・デメリット

角地のメリット
「日当たり」「風通し」「開放感」が抜群

一番のメリットは2方向が道路と面しているため、日当たりや風通しがよく開放感があることです。風通しが良いため日々のお洗濯が乾きやすい場所と言えるでしょう。特に日本は温暖湿潤で、梅雨があったり、一年を通して湿度が高い時期が多く、更に建築技術の向上により、結露対策も必要となってきます。そのため、風通しがよく、洗濯ものが乾きやすい角地は人気なのです。

自由設計の幅が広がる

角地は、二方向が道路に面しています。そのため、ガレージやベランダ窓など、近隣の建物に応じて設計することが可能です。角地以外の住宅は、一方向のみが道路に面しているためガレージや駐車場の位置は固定されてしまうことがほとんどです。窓についても隣の家と隣接していて、さらに窓の位置が同じだと通年カーテンをしめたままといったこともあるでしょう。日当たりも含めた設計の自由度は、角地の大きなメリットの一つでしょう。

日当たりの良さを生かしたカーデニング

お家時間が増えた昨今に人気なのが、ガーデニングや家庭菜園。ホームセンターなどでも家庭菜園のコーナーが増えているのを目にしますね。最近は初心者でも簡単に育てられる野菜作りキットやハーブなども増えています。

死角が少なく防犯対策に一役

角地は道路に接している面が多いことから防犯対策には最適です。死角が少なく、例えば家の前や庭などで怪しい動きをすると住民や近所の方に気づかれる確率が高くなります。角地が人気の一つの理由として「防犯性が高いこと」があげられます。

人気が高いため資産価値も高くなる

角地は、防犯や採光、開放感など、あらゆる側面から人気が高く、多くの方が魅力に感じています。そのため、売却する際に、同じ敷地面積の土地よりも角地の方が、高値がつくことがあります。。将来を見据えた賢いお買い物をするのであれば、やはり資産価値の高いものを選ぶことが大切です。

角地は建ぺい率緩和措置が適用される

建ぺい率とは、お持ちの土地にどの位の建物が建てられるのかをパーセンテージで表現したものです。防火対策・通風・日当たり・景観などの側面から建築基準法にて定められていまです。持っている土地全てギリギリに建物が建てられるわけではなく、あくまでも建築面積から算出します。(また建ぺい率は、用途地域や都道府県により異なります。)

上記のように、角地は建ぺい率の緩和措置が適用されることがあるため、単純に同じ広さの角地以外の土地と比較すると、広い敷地に建物をたてることができます。
また、両隣を建物に挟まれるということがないので圧迫感が少なく、開放感のあるお家を建てることができるでしょう。お庭も含め、間取りにこだわって広いお家を建てたい方にとっては魅力的な条件ですね。

ガーデニング日当たり
角地のデメリット
通行人からの視線

「道路に面した開放的なリビングにしたけれど、通行人からの視線が気になってずっと窓やカーテンを閉め切ったまま生活しなければならなかった」など住み始めてから気がつく方がいらっしゃるのも事実です。そのような場合はプライバシー確保のための目隠し用フェンスや植栽で多めに外構の費用がかかったりすることもあるでしょう。

家の前にゴミステーションが設置される可能性がある

ゴミステーションの設置場所の一つに角地があげられます。地域によっては、家の前に設置されることがあるため、事前に確認するとよいでしょう。適当にゴミを置かれたり、野生動物が荒らしてしまったりと購入してから後悔する方もいます。コミ出しのルールや設置場所を自治体に確認し、後悔しない住宅購入にしましょう。

角に「隅切り」が必要な場合がある

角地の目の前は、もちろん交差点になっています。そのため車を通りやすくするために道路状するよう条例などで定められています。(一部適応外の場合もあります。)

道路状にした部分(すみきり)角地の持ち主のもので建築面積へ参入することが可能です。

隅切りとは、二辺が道路に接している角地を敷地として利用する場合、その角の一部分を空地にすることです。市町村の条例または指導によって実施され、そのような制限を「角敷地の建築制限」と表現します。

隅切りが必要な場合は、市町村の条例または指導によって定められています。

ちなみに、仙台市では「申請道路が同一平面で交差、接続又は屈曲する箇所で内角が120度未満の場合はすみ切りを設けること」となっています。

引用元:すみよいまちへ道路作り|仙台市webサイト

http://www.city.sendai.jp/kenchikushido-shido/kurashi/machi/sumai/ie/rule.html

土地や税金、工事費など全体的に費用がかさむ

人気の理由として資産価値が高くなることをあげましたが、それに合わせて購入価格も高くなります。特に土地や固定資産税、外構部分の工事費に費用がかかります。外構部分とは、家の周りに施工するフェンスや車庫、堀の部分です。角地は、道路に面する部分が多く、人や車の移動も考えられるため、必然的に外構部分の工事費が多くかかってしまいます。土地や税金、外構部分の工事費など、全体の費用を把握した上で購入を検討しましょう。

日当たりが良すぎる

また、意外なデメリットとしては「日当たりが良すぎること」も挙げられます。
南側に面している土地では、真夏の日差しで部屋の中が暑くなりすぎたり、西側の土地では西側につけた窓から西日が入って眩しすぎるのでカーテンを開けられない、などのケースもあります。

こうしたメリットデメリットをふまえて、購入前に生活スタイルに合った土地選びをされることをおすすめします。

陽当たりが良すぎる

角地での住宅購入を検討する際のポイント

特に意識される「採光」については十分検討すると良いでしょう。日当たりの強さは季節によって変化します。冬は暖かな日差しでも、夏場には、遮熱・斜光などで暑さを考慮した工夫が必要になります。特に昨今、日本の夏はかなりの高温になりますので、「光」だけでなく「熱」に対する意識も必要です。

また、南側だけでなく、西日にも注意が必要です。特に眩しさが気になる方は西側に窓をつけない、または遮光・遮熱する工夫をすると良いでしょう。

人気の角地でも、どの方角と接しているかによって、日当たりはもちろんのこと、価格も異なります。日本の気候と、土地の方角などと住宅の関係性を理解し、実際の生活を想像しながら夢のマイホームを探しましょう。

陽当たり
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